記者は見た!(のか?)6
「コツブ桃山城の女子プロ王座決定戦」まで2日と迫った今日、
キビキック from ゲロマザーファッカーズから1通のメールが届いた。
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
森の写真がいちいちムカつく!
まぢゲロ!ファックファック!
マザファック!!
ゲロマザーファック!!!!!!
キルユー!
こんなんで海外からの通信費使わすなマザファッキン!!
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
- -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
森翔太氏の嫌われぶりは、記者の予想をはるかに上回っているようだ。
一刻も早い帰国が待たれるキビキック from ゲロマザーファッカーズだが、
ロンドンを発ったふたりは日本に帰国せず、さらに別の国へと旅立ったようだ。
彼女たちが向かったのはアラスカだ。
「アラスカにきています」
「寒いです」
極寒の地に身を置くことで、心身ともに鍛えようという算段であろう。
北海道ではなく、わざわざアラスカに出かけてトレーニングに励む、
それが旅行好きのタッグ、キビキック from ゲロマザーファッカーズなのである。
中には「写真に『警告』って文字が写ってるし、換気扇も見えるし、
浴室で撮ってるだけじゃないの?」などと訝しがる人もいるかもしれないが、それは素人考えというもの。
日本製品は今や世界各国で使われているのだから、アラスカで日本語を見かけても何の不思議もないのだ。
さきほどの写真と一緒に添付されていたこのファイルを見てもらいたい。
見ているだけで凍えそうになるこの写真は、まぎれもなくアラスカの凍土だ。
決して冷凍庫の霜などではないのだ……。
王者であるコツブ桃山城も、トレーニングに余念がない。
都内某所の公園に、高山さんの姿があった。
「私は人ごみが嫌いなので、トレーニングは近所にある自然の中で行ないます」
「こうしてジョギングするところからトレーニングは始まります」
「からだが暖まったところで、ウェイトトレーニングです」
ところで、今日の東京都内の最高気温は8.5℃。
こんな寒い日にこの格好で、風邪を引いたりしないのだろうか?
「たしかに、日本の冬は寒いですね。
『タイのジャングルに帰りたいなー』なんて、ふと思ったりしてしまいますね」
故郷に思いを馳せるあまり、木に登ってしまった高山さん。
こうした姿を見るにつけ、彼女の父のことを思い浮かべてしまうのは記者だけだろうか?
ところで、タッグパートナーである島田さんは一緒ではないのだろうか?
「島田さんは基本的に寒がりなんで、室内トレーニングです」
すぐ近くにある体育館をのぞくと、イメトレを行う島田さんの姿が。
過去の名試合を観ることでアドレナリンを分泌させつつ、
アンパンを立て続けに食べることでウェイトアップも果たす。
王者に死角はない……のか?