ロマンスメイツ
- 森翔太(左)
きっかけは、ジャニーズJr.に応募したことだった。
応募がクラスの女子にばれた森は、
「勘違い野郎」と女子に罵られるようになった。
女性を、ひいては世の中を恨み始めた森は、
修学旅行にはマキビシを持参したり、
デニーロにあこがれて仕込みiPhoneを開発するなど、
少しずつ世間に背を向けていった。
そんな彼がたどり着いたのは、
アメーバピグの世界であった。
はたして森は、ピグの世界を抜け出し、
会場にあらわれることができるのであろうか……。
- 八木光太郎(右)
幼いころに両親が他界した八木は、
親戚の叔母のもとへ預けられた。
しかし叔母は酒浸りのアルコール中毒、
「プロレスごっこ」という名の家庭内暴力がふるわれた。
学校でもいじめられ、壮絶な幼少期を送る八木の希望は、
中学生の時に観た「Shall we ダンス?」の世界だった。
映画の舞台となった江古田にあこがれ上京した八木は、
25歳になった今も江古田の夢を捨てきれず、
資金繰りに明け暮れる毎日を送っている……。