危口統之


危口統之(レフェリー)
 
 危口がレフェリーを志したのは数年前、
 ヤンキー夫婦の喧嘩に遭遇したのがきっかけだった。
 殴られて血まみれの奥さんをみた危口は
 「これはイカン」と仲裁に入ろうとしたが、
 血走った眼をした旦那に睨まれてしまう。
 「何だテメェは! お前もブッ飛ばすぞ!」
 そう凄まれた危口は、すごすごと引き下がった。
 部屋に帰り、眠りにつこうとしたとき、
 ふと昔の記憶がよみがえる。
 十年近く前に川崎球場で観た電流爆破デスマッチだ。
 爆風に飛ばされながらも最後までリングに立ち続けた、
 勇敢なレフェリーの姿だった……。
 
 ・得意技
 石膏ボードの搬入
 
 ・思い出の試合
 1994年川崎球場
 天龍源一郎×大仁田厚
 有刺鉄線電流爆破負けたら引退デスマッチ
 
 ・今大会の意気込み
「年明けの1/6〜8に渋谷ワンダーサイトで演劇公演やるんで
 よかったら観に来て下さい」